平成22年度総会資料(参考資料)

(1) 提  案  名

循環型農業の保全と棚田再生による地域の活性化(食育・食農の教育の場づくり)

(2) 提案団体名

綾上ふれあいネットワーク

(3) 推薦団体名

かがわNPOネットワーク

(4) 対象地域

香川綾川町 農村部一帯

(5)目指すべき地方再生の全体構想

本町は、南部に山林が広がり、北部は小山に囲まれた起伏の多い丘陵地で形成されています。ここに、美しい棚田をはじめとした、日本の原風景とも言えるような景観、昔ながらの農法が継承されているなど、豊かな資源が残っています。そして、棚田保存の活動、有機農法での栽培、旧来の農機による取組などのNPO活動で知られています。

近年、農業等の担い手の高齢化や、農地の耕作放棄地化がみられており、豊かな農村環境の維持が懸念されはじめました。

そのような中、綾上町では平成4年から農業の後継者問題に取組むことを契機に、各取組の連携を目指した「ふれあいネットワーク」が事務局を担い活動をしています。

 

◆既存の各取組を「循環型農業の保全と再生による綾川の活性化」というテーマのもと、町の南部農村地域を「農業のテーマパーク」的なものに見たて、そこに各団体の取組を集約、統一的な運営を図ります。

◆循環型農業を体現し、その見本となる地域として、耕作放棄地が多く存在するような集落地(高尾地区)を選定し、昔ながらの農法、農機具の活用で、自然と共生した農業の生産行為(循環型農業)の体験を通じた食育、食農の場づくりを行います。

◆南部農村地域における様々な体験や交流をコーディネートするような組織の法人化を目指します。地域の交通、運搬、アグリ案内、アグリ体験指導、物販、地元食材の販売、地元食材の料理等、地域を担う活動をコミュニティビジネスとして立ち上げていきます。

 

 

 

テキスト ボックス: コーディネート組織の確立テキスト ボックス: コーディネート組織の確立
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


(6)取組の内容

○綾上地区で取組む内容のねらい

1.現在綾川町では、住民の自発的で多様な取り組みが随所で展開されており、この取組を絶やさず、継続させていくようにします。

2.団体のリーダーが集まり、農業の活性化と町おこしの共通目的のために協議します。

3.取組が一体的、複合的に関わることで、農業者の活性化をはじめ、町全体の産業(飲食、製造、運搬など)の発展に寄与します。

4.いずれの取組も住民の主体性と熱意が高いため、今回の事業でコミュニティビジネスとして発展させ、町の経済性の向上や雇用拡大への波及効果が期待できます。

.この取組そのものが、自然共生、循環型農業、食育、食農の場づくりに直結し、経済的活性化の他、「環境の時代」に即応した優れたモデルにもなります。

取組@

循環型農業モデルの構築 

実施主体

棚田ビレッジ、

該当する目標

地域一体の農業テーマパークの目玉となり、綾川町農業の伝承と新しい体験機会を提供するモデルとなる

内容

棚田ビレッジ会で行っている循環型農法を引継ぎ、棚田の再生、維持や、

牛鋤などの伝統農法を保存・伝承しつつ、家畜を活かした循環型農業方式の導入、外部の方々への体験機会の提供などの要素を一体にし、循環型農業体験モデルとして構築します。

1)棚田の再生と活用、耕作放棄地の解消(棚田ビレッジ会の取組)

2)家畜糞尿の肥料化と使用による循環農業の実施

取組A

食育・食農の場づくり、「(仮)農村地域体験ツアー」プログラムの設定と各団体の連携確認・検討    

実施主体

綾上ふれあいネットワーク

該当する目標

既存取組を「農村地域体験」のコンセプトのもとに一体的にとりこむ

内容

取組@による循環型農業体験を核としながら、町の南部農村地域に、これ

までの各取組を集約し、その連携を図るための「(仮)農村地域体験ツアー」のプログラム化とともに、その案内人の養成、綾上の循環型農業を受け継ぐ人材育成に()綾歌南部農業公社等と連携して取組みます。

1)体験ツアーのプログラム化、ルート等の構築検討

2)各組織の取組の集約と連携化

3)資源マップ充実・再編、PR戦略等の検討

4)既存施設の活用方針検討(体験施設、宿泊施設など)

 


 

 

 

 

 

 

(7)取組の内容

取組B

学童・学生層の団体での食育・食農の農業体験受入の検討と試行

実施主体

綾上棚田ビレッジ会

該当する目標

食育・食農教育推進、地域活性化への寄与

内容

循環型農業や棚田での生業体験、農産物加工への参加、牛・馬、あひる有

機農法と動物のふれあい、相原渓谷キャンプ場での宿泊等、団体での受入れの検討(既に学童層の農業体験は一部取組まれている)

1)牛鋤、竹炭など伝統的農法及び農機具の保存、伝承機会の提供

2)学童・学生層の団体での農業体験受入体制等の検討

3)相原渓谷キャンプ場へのルートに係る諸実験

 

取組C

農業テーマパーク運営組織の法人化、ビジネスモデルの検討

実施主体

綾上ふれあいネットワーク

該当する目標

法人化による収益性向上

内容

ツアー案内料の設定、地場産品の加工・販売、地域商業との連携などビジ

ネスモデルの構築にあわせて、一連の取組を「農業テーマパーク」として管理・運営する法人組織化について検討します。(既に他地区の農村公園等を視察)

1)農村体験ツアー収入の検討(案内料等の設定)

2)法人化、事業化スキームの検討



(8)関連補助事業等

調査・事業名

実施主体

補助機関

概 要

(特になし)

 

 

 

(9) 実施体制

香川ボランティア・NPOネットワーク

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


・当地の衰えゆく農村の生活様式、景観に危機感を抱き、なんとしても有史以来受け継がれてきた、自然と共生した農法や農業生活を残し、受け継いでゆくべきだという強い使命感を持って活動しています。

・この強い使命感が綾川町内の多くのNPO等の共感をよび、循環型農業の保全と旧来の農法を伝える農村テーマパークへと結集されています。